漢方治療
MEDICINE
漢方治療とは
西洋医学では、まず疾患を特定して、それに対する処方を行います。一方漢方治療は、疾患より個人の体質や状態、その時の抵抗力などに着目して処方を行います。それによって患者様の自然治癒力を高めて、病気の予防や発病の手前で止めることなどが可能となります。
こんな症状におすすめです
- 寝つきが悪い
- 胃腸が弱い
- 動悸がする
- イライラしやすい
- 不安になりやすい
漢方治療の原理
内科の成書にも書かれているように、漢方の基本は気・血・水にあります。これに実証か虚証かを組み合わせて治療していきます。大切なことは見た目の症状も大事ですが、それ以上に患者さんの全身状態を改善していくことです。患者さんの気を高めて自然治癒力を引き出していくことができれば素晴らしいですね。
病気は本来「自分で治すもの」で、私たちの身体には「自然治癒力」が備わっています。漢方治療はこの自然治癒力を最大限に引き出すことで、身体を自然に元の状態へ戻すことを目的としています。「漢方治療」では、“どうすれば元の健康な状態に戻るのか”を基本概念として、病状を分類してからお一人おひとりに適した治療にあたります。
- 気
- 気(エネルギー)の「不足「滞り」「逆流」などの状態から、病気の部位と状態を特定します。
- 血
- 血流の状態を診る「血(けつ)」の分類では、血流の滞りや不足による身体の状態を把握します。
- 水
- 身体の液体部分、つまり水分が不足しているか、過剰であるかの判断をします。
- 虚・実
- 病気になった時に、これを跳ね返す力が強いか弱いか判断します。
西洋医学の薬との違い
切れ味のいい西洋薬はもちろん日常診療では欠かせません。しかし、じわっと心と体に沁み入るように効いてくる漢方薬も捨てがたいです。一度漢方薬にはまってしまうと、次回も漢方でお願いします、という患者さんが増えています。
当クリニックでは、症状や疾患に対して処方する西洋薬と、身体の状態を高めることで疾患に対する漢方薬を状態に合わせて使い分け、双方のメリットを活かした診療を行っています。
西洋薬の特徴
西洋薬は特定の症状に対応することを得意とする傾向が強く、複数の症状がある場合にはあまり適していません。また、漢方薬に比較すると副作用が多いと考えられているので、アレルギーなどの特定の体質がある人には処方できないケースも多数あります。
漢方薬の特徴
漢方薬は自然由来の成分から作るので、比較的副作用が少なく、安全性の高さを特徴としています。
漢方のことが分かるサイト
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